年齢と職種が重要

転職を機に、未経験の異業種へチャレンジしたいと考える人は意外に多い。中には、未経験でIT業界へ転職を考える人もいる。
しかしIT業界は、商社・流通業界やサービス業などに比べると未経験の転職者が若干少ないと言われている。IT業界はITに関するスキルや知識が問われる世界であり、未経験者が転職するには敷居が高い業界であると思われているためだ。
しかし、未経験者でもいくつかのポイントを押さえていれば、IT業界へ転職することは可能だ。

そのポイントの1つが年齢だ。
スキルや知識が無くても、20代の若い人材なら社内で教育して戦力にしようと考える企業は多い。
しかし同じ20代でも、25歳までと26歳以上では前者の方がIT業界の需要が圧倒的に高い。20代後半の未経験者がIT業界への転職を成功させるなら、IT関連の資格を取得したり、パソコンの操作経験が豊富であることアピールしたりする必要があるだろう。

もう一つ押さえておきたいポイントが、どの職種に転職するかだ。
IT業界にはプログラマーやシステムエンジニア、クリエイターなど様々な職種が存在する。中でもプログラマーは人手不足になりがちな職種のため、エンジニアやクリエイターに比べ未経験が転職しやすい傾向にある。
また、意外に見落としがちなのが営業職だ。IT業界の営業職は、ITの知識は求められるもののスキルは余り求められないため、年齢的にITスキルの習得が難しいという人にとっては狙い所の職種である。

このように、年齢と職種を意識して転職活動を行えば、未経験でもIT業界へ転職できる可能性は高い。